周辺の自然
道、滝、花に関する最新情報
Nature guide
道、滝、花に関する最新情報
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202311/30
●大間々駐車場周辺
〇道路状況 山の駅~小間々
路面に積雪、凍結は無し。道路の入り口で、林の中でトビよりずっと大きな猛禽がふわりふわりと飛ぶのを目撃。尾もしましまの横縞模様。クマタカです!
そのまま大間々自然歩道の方へ上がっていきました。塩原側ではよく見かけるのですが、矢板市内で観かけるとは!移動の途中かもしれませんが、貴重な体験でした♪
〇道路状況 小間々~大間々
路面に積雪、凍結は無し。林内は、昨日の雪がまだ少し残っています。
〇大間々駐車場
駐車場内は積雪、凍結は無し。写っていませんが、登山の皆さんの車も 7~8 台停められています。
〇レンゲツツジ群落
昨日の積雪はすっかり融けています。
〇展望台より
那須の方を見ると、遠く茶臼岳がくっきり見えました。(右端)今日は暖かいですね。
●大間々駐車場~ミツモチ山頂(青空コース)
〇登山道状況 大間々近く
薄っすら積雪、凍結あり。夏靴でも歩行に問題無く、砂利が凍って崩れないので歩きやすいぐらいです。
〇登山道状況 中間地点
積雪、凍結は無し。
〇登山道状況 ミツモチ山頂近く
ここも積雪、凍結は無し。風がごうごう吹き始めて、体感温度が下がります。
〇霜柱
所々に霜柱が残っていました。山の上は冬の始まりですね。
〇ダケカンバ
シラカンバ(白樺)そっくりですが、白粉をはたいたような粉っぽい真っ白なシラカンバの木肌よりも、ややくすんだいぶし銀の樹皮。ただし、幼木は真っ白で見分けがつきにくいかもしれません。
葉がある季節ならば形が違うので解るのですが、葉の無い冬場の解りやすい見分け方は細い枝先に注目。
シラカンバ=細い枝は真っ黒、ダケカンバ=かなり細い枝まで白い。
ぺりぺりと剥がれる樹皮は脂分を含み、焚きつけにぴったりなので、昔は山仕事の人々は持ち歩いていたそうです。(画像はすでに剥がれていたものです)
〇ゴヨウツツジ冬芽
小さなこの冬芽の中に、あの美しい花や葉の原型がもう入っています。
〇ゴヨウツツジ蒴果
レンゲツツジの実と似た、バナナの皮を剝きかけたような形。この中に種子が入っています。
〇カエデ類種子
羽根の付いたカエデ類の種子(左、中央)、クマシデの種子(右)もたくさん落ちています。熟して落ちたときに、この羽根が風を受けて種子がプロペラのように回り、親の木より離れた場所に飛んでいきます。
〇アズキナシ果実
カマツカやナナカマドより少し遅れて、アズキナシの落果がさかんです。冬鳥の姿も多く、レンジャクの仲間らしき群れが数回、頭上を飛び過ぎ、アトリの群れもそこここで見かけました。
〇ミヤコザサ
ミヤコザサの葉の縁が白く枯れ、「隈取(くまどり)」になってきました。雪と併せて、風情のある風景になっています。この周辺に自生する他のササ類との見分け方は、葉の裏に毛が生えていること。触れるとフカフカした触感です。
〇山頂近くのササ原
今日も展望が良く、宇都宮方面は山麓が良く見えています。田園地帯にぽっかり突き出したのは羽黒山。
西側の土上平の牧場あたりを見降ろすと、紅葉前線がその高さまで降りて行っているのが解りますね。
●ミツモチ山頂周辺
〇登山道状況
山頂部も、積雪、凍結は無し。林内のルートは、霜柱が融けた痕でぬかるんでいます。
〇見晴らし山頂
まずは見晴らし山頂にご挨拶。葉が落ちたので、ここからでも矢板市街地が良く見えます。
〇ミツモチ休憩所遠望
見晴らし山頂から振り返ると、本当の山頂に建つ展望台「ミツモチ休憩所」が見えます。
〇ミツモチ休憩所
出来て 1 年目、ドーンと立派な三階建て。雨をしのげるので有難いです。
〇日光連山遠景
休憩所の 3 階からの展望。日光連山は雲被り。冬には富士山も見えそうですね~
●ミツモチ山頂~大丸(やしおコース)
〇登山道状況
さて、今度は林内の「やしおコース」を通って、大間々に戻ります。
一部、積雪、凍結が見られますが、あとはほぼ無し。霜柱の融けた痕のぬかるみが滑りやすいのでご注意ください。
〇橋
凍らずとも、濡れた橋はたいへん滑りやすくなっています。慎重に歩を進めてご利用ください。
〇登山道標識
ただいま、周辺コースでは登山道の標識の付け替え工事をしているそうです。新しい丈夫そうな標識があちこちに増えてきました。大きな字で解りやすくて有難いですね。
〇シカ足跡
やっぱりありました、シカの新しい足跡。
〇シカ皮剥ぎ痕
新しい皮剥ぎ痕も見られました。リョウブやナツツバキがやられていますね。
●大丸~やしおコース~大間々駐車場
〇大丸
積雪、凍結は無し。
〇登山道状況
積雪、凍結はありませんが、霜柱やそれの融けた痕で、少し足を取られたりします。地面が一度凍り融けると、路肩などはもろくなるのでご注意ください。
〇エビフライ?
針葉樹林でふと足元を見ると、エビフライみたいなナニかが落ちていました。
〇イラモミ球果
見渡せば、イラモミの球果があちこちに。エビフライみたいなものは、実はリスがこの種子を食べた痕。
球果のピラピラした部分(鱗片)を食いちぎって、間に挟まった種子を食べます。丁寧な仕事ですね~
アカマツの球果でよく拾いますが、たまにイラモミやモミの球果でも見つかります。(10/30 報告記載のものはイラモミの間違いでした)
〇アズキナシ果実
ここでもあちこちに落ちています。表皮に白い点々が付いているのが、カマツカとの見分け方。
〇モミ球果の鱗片
そしてこちらの扇のようなものは、モミの鱗片。イラモミと違い、熟すと球果がばらけて種子も鱗片もバラバラに散ります。なので、リスの食痕が見つかるのは、まだ熟しきらない初秋の頃が多いです。
〇アオハダ果実
アオハダもまだまだ残っていますね。野鳥たちにはうれしいご飯です。
〇ヤドリギ
ヤドリギも実の付きが良い様子。周辺では、アトリやツグミなどの声がします。今回見かけたアトリの群れは、20~50 羽のものが 4 群。今年はアトリ当たり年ですね。
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