矢板市・山の駅たかはら周辺の自然情報

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Nature guide

20238/21

【R5.8.17】周辺自然情報

ふもとでは毎日暑い日が続きますが、八方ヶ原ではすでに秋の気配。初秋の高原の花も咲き始めています。
【県道56号線沿い】
●キツネノカミソリ
ヒガンバナの仲間キツネノカミソリが、暗い林床で咲いています。橙色の細い炎のような姿が、なんとも妖しげで美しい花です。

●小間々~針葉樹林帯
〇ヤマブドウ
今年は豊作のようで、あちこちでたわわに房がぶら下がっているのが観られます。粒もなかなかの大粒。
小間々の周辺では、すでに色づき始めているものも観られます。

〇コバギボウシ
日当たりの良いところでは、まだコバギボウシが咲いています。

【広葉樹林帯〜大間々】
〇ホツツジ
ピークを過ぎたものの、ホツツジも見頃です。9 月下旬の紅葉が始まるころまで、花が残っていることもあり、花期が長く楽しめる花です。


〇シモツケの実
シモツケは終わり、実がつき始めていました。


〇サラサドウダンの紅葉
すでに紅葉の始まっている株もあります。ツツジ類は濃い色に紅葉する種類も多く、カエデ類と並んで高原の秋を彩る紅葉を見せます。


〇ノリウツギの果実と色づき
ノリウツギも結実し、咲いていたころは純白だった飾り花も色づいてきました。これは、盛夏を過ごすうちに強い紫外線に反応して、アントシアニンが増えてくるからだそうです。


〇ヤマブドウ
この辺も、ヤマブドウが豊作の様子。普通は粒径も6~7ミリほどなのですが、これなんか1
センチほどもありデラウェアぐらいの大きさがあります。秋が楽しみですね♪


【大間々周辺(レンゲツツジ群落地)】
〇アキアカネ
盛夏の時は 1500mぐらいにいたアキアカネの大群も、大間々まで再び降りてきています。雄も成熟して来た個体がチラホラ。赤とんぼらしくなってきました。気温が下がるにつれ、また山を下っていきます。


〇キアゲハ
リョウブも花期終盤。翅がボロボロになったキアゲハが蜜を吸っていました。


〇コケオトギリ
花径はほんの 3mmほど。小さな小さな苔のようなコケオトギリの花です。それでもちゃんとオトギリソウらしい形をしているので、なんだかいじらしいですね。


〇ネジバナ
ネジバナも終盤です。


〇ツリガネニンジン
晩夏の花ツリガネニンジンも花期に。山菜の「トトキ」はこの草です。薄紫の可愛らしい花が、ハンドベルのように輪生し、振ればリンリンと鳴りそうですね。


〇ノコンギク 秋の野菊の仲間も咲き始め。


〇ミヤマアキノキリンソウ
アキノキリンソウの高山型。黄色い花穂がすっくと立った様子が、キリンのようで付いた名前だそうです。


〇リンドウのつぼみ
そして秋の貴婦人リンドウもつぼみをつけ始めています。高原はもはや初秋ですね。

●おしらじの滝周辺

〇おしらじの滝
明け方にけっこうな豪雨が来たようなので、水が落ちてるかな?
と思って見に行ってきましたら、やっぱり落ちていました!
かなりの水量で、駐車場からもごうごうと聞こえてきています。


〇下流
下流側の淵も水たっぷりで美しいです。
〇登山道
沢に降りるにつれ、涼し気な風が。所々ぬかるんでいて、道に水が流れ沢のようになっているところも。
サンダル等では滑りやすく危険なので、しっかりした靴でお越しください。


〇サワグルミ
足もとには、豪雨で落とされたサワグルミの果実が、穂ごと落ちています。羽根がついていて、熟して落ちる際には、風に乗って少し離れたところへ運ばれる、とは言われていますが、こんな重い本体を小さな羽根で運べるのでしょうか?もしかしたら水の流れに浮かんで運ばれるのかもしれないと思ったりします。
クルミの仲間とは思えないような形ですね。

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