矢板市・山の駅たかはら周辺の自然情報

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20236/11

【R5.6.10】周辺自然情報

R5.6.10の山の駅たかはら周辺の自然情報をお届けします。


【山の駅たかはら駐車場周辺】

〇ニシキウツギ

関東圏に梅雨入り宣言がされ、標高 1000mほどの学校平でもツツジの季節が終わり、花々も初夏のものに移りつつあります。

山の駅周辺でもあちこちでニシキウツギが咲き始めました。不思議な花で、咲き始めは純白なのに、だんだん紅がさして赤くなっていき、同じ枝に紅白の花が付きます。名前の「ニシキ」は「錦」ではなく「二色」ということですね。

〇ズミの青い実

ツツジと期を同じて、ズミの花期も終わり、青い果実が生り始めています。秋には真っ赤になり、また美しい姿を見せるでしょう。

〇ニガナのお花畑

草地では、ニガナの黄色い素朴な花が風に揺れています。カッコウの声が響き、ノンビリした風景に癒されますね。

〇ハルリンドウの果実

ハルリンドウも実をつけています。画像の手前の 2 つ、ペロンと二つに開いたさやの中に、茶色の小さな種がいくつか詰まっているのが見えますね。花からは想像できないような形の果実ですが、なんだかおもしろい形でこれも可愛いです。

【平坦コース木道】

〇カマツカ

ズミより少し遅れて咲くカマツカも、いつのまにか花期終盤。これもズミと同じく、小さなリンゴのような実をつけ、秋には美しく色づきます。

〇ウマノアシガタ

こちらの花もお花畑を作っています。黄色いキンポウゲの仲間は、英語名に「Buttercup」と付きます。由来は諸説あるようですが、日に照らされると黄色い花弁がキラキラと金色に輝き、本当に溶かしバターを入れた器のようです。ちなみに「可愛こちゃん」という意味もあるらしいです。

【冒険コース】

〇ツツジ類

ツツジ類の季節も終了、梅雨の花が次々と咲いています。画像は 2 本だけ咲いていた名残のヤマツツジ。

〇ミヤマザクラの実

ヤマザクラも、小さなさくらんぼを付けています。花がまとまって上向きに咲くのが特徴ですが、実もつんつん天を仰いでいるので面白いですね。

〇コゴメウツギ

コゴメウツギの米粒のような花。花弁が砕けた米「小米」に似ているので、付いた名前だそうです。ウツギとありますが、バラ科の樹です。

〇ヤブデマリ

ガクアジサイに似た花を咲かせるヤブデマリが満開。梅雨の樹は、白い花が多いですね。

〇フタリシズカ

足もとを見ればフタリシズカが咲き始めていました。通常は 2 本の花序をつけるので能楽の「二人静」に例えて付いた名とのこと。雅な名前がついていますが、大体はわさわさと寄り集まって生えています。画像はつぼみのように見えますが、これは雄しべが変形したもので花弁は無く、開花している状態です。

〇ニシキウツギ

こちらでもニシキウツギが満開です。雨に濡れて美しいですね。

〇ノアザミ

春咲きのアザミ類、ノアザミも草地で咲き始めています。蜜を求めてハチやチョウが集まっています。

〇シロシタホタルガ幼虫

花の終ったサワフタギの樹で、可愛いイモムシに会いました。カラフルなバルーンアートのようで美しいですね。成虫も、頭が真っ赤で、羽が黒く白い帯が入るという、スタイリッシュな姿です。

〇オトシブミ類の落とし文

サワフタギの木の下で、オトシブミの仲間の揺籃(ようらん/葉を巻いて産み付けているもの)を見つけました。サワフタギの葉は、昆虫たちに人気なようです。

【ストーンサークル・ツツジ谷周辺】

〇ハルリンドウ

ハルリンドウも、ストーンサークル周辺で少し咲き残っています。見たい方はお早めに!

〇黄色いお花畑

周辺の草地では、ウマノアシガタとニガナ、ハルジオンのお花畑。遠くで「ケン、ケーンッ」とキジの幌打ち(繁殖期の雄の行動)の声が聴こえます。

〇バイケイソウ

バイケイソウの群落でつぼみが伸びてきました。もうすぐ咲きそうですね。

【学校平展望台周辺】

〇サラサドウダン

ツツジ谷周辺では、まだサラサドウダンが少し残っていました。こちらも間もなく花が終わります。

〇コゴメウツギ

こちらでもコゴメウツギが咲き始め。夏に向けて咲き始める、しっとりした森の花々をお楽しみください。

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