矢板市・山の駅たかはら周辺の自然情報

周辺の自然

道、滝、花に関する最新情報

Nature guide

20243/22

【R6.3.20】周辺自然情報

●県道56号線沿い
〇キブシ開花
キブシもとうとう開花です!マンサクに次いで、早春の野山を彩る木の花。鮮やかなレモンイエローの小さな花が連なって、ネックレスかイヤリングのようです。

●山の駅~キャンプサイト
〇山の駅駐車場
積雪、凍結は無し。
〇キャンプサイト
積雪は無し。片隅に残雪が積みあがっています。


〇前山八方ヶ原線歩道(咆哮霹靂の滝コース)登山口
滝巡りコースは、まだまだスノーシューとアイゼン必須です。入口のあずま屋に登山届けの用紙とポストが設置されているので、ご記入のうえポスト下さい。


〇シカ足跡
シカの足跡がまた増えていました。林やキャンプサイトも歩き回っている様子。
〇野鳥足跡
キジ類かカラスか、大型の野鳥の足跡。


〇ヤドリギつぼみ
実は食べつくされていますが、つぼみが目立ち始めています。もうすぐ咲くかな?


●平坦コース木道
〇遊歩道状況
積雪3〜10cmほど。無い所も多いです。


〇シカ足跡
ここでもシカの足跡があちこちに。草が見えてきている場所に出始めているのでしょうか。

〇夜景サイト
夜景サイトも積雪はほぼ無し。カラ類の混群がチョロチョロと藪を行き来し、かしましく鳴いています。


〇ウソ
ふと、梢の上から「フィ、フィ…」と静かに囁くような声が聞こえ、見るとウソの群れがヤマザクラの花芽をさかんに食べていました。喉元~腹が薄茶色なのが雌、喉元が赤いのが雄。福福としたこの丸っこいフォルム、とても可愛いですね。でも春に花が観たいから、ほどほどにお願いします…


〇亜種アカウソ雄
ウソには何種類か亜種(同じ種の中で地域的な差異のある集団)があり、国内で観られるのは以下のもの
・亜種ウソ…雄の喉元は赤い。夏は高山地帯で繁殖、冬は多くは低地で越冬。
・亜種アカウソ…雄の喉元~胸は赤味を帯びる個体が多い。冬鳥として高山に飛来、越冬。
・亜種ベニバラウソ…雄の喉元~胸が真っ赤になる個体が多い。国内ではごくまれに見られる
しかし亜種アカウソ雄も胸が赤くない個体もけっこういるので、亜種ウソとの見分けは胸の色だけではできないとのこと。見分け方は尾羽の下に、軸斑といって羽軸に沿った細い白斑があるかどうか。
そこで写真のウソくん、写真の露出を上げてみたら、白斑がほんのり見えたので亜種アカウソかな。


〇亜種アカウソ雌
雌の見分け方も同じ。こうして見たら、意外に八方ヶ原で今年観たウソは、亜種アカウソが多そうでし
た。「同じ種ならそんな厳密に識別する必要はあるの?」と思われるかもしれませんが、渡りの習性や繁殖地が違うということは、保護の時に対応も変わってくるということなので、けっこう重要なのです。


〇アカゲラ雌
「キッ、キッ」と声がして、目の前の幹にヒラリとアカゲラが着地。雄は後頭部が赤くなりますが、こちらは黒ですね。奴凧の髭面ようなお顔をしていますが、女の子です。


●冒険コース林内
〇牧場周辺の草原
牧場付近のあずま屋周辺の広場など、開けたところの草原は残雪が少し。
〇遊歩道状況
林内に降りていく入り口あたりも雪は無し。


〇ツノハシバミ
ピンクの雄花が、また少し伸びた様子。小さな真っ赤な雌花のつぼみは、いつ咲くのでしょうか。
〇遊歩道状況
林内の遊歩道は積雪3〜10mほど。シカの足跡も多く残っています。


〇倒木のシカ食痕
新しいカエデ類の倒木がありましたが、あれ?樹皮が剥がれてツルツル…
近づいてみたら、枝先まで上を向いてる面は枝先まで剥がされています。小さな歯型もあり。
高さからして、シカが食べたものと思われますが、草も出ているのにこんな硬いものを優先するとは。栄養が豊富なのでしょうか?


●ストーンサークル周辺
〇遊歩道状況
積雪が無くなっているところも多く、残っているところは5〜15cmほど。


〇フデリンドウ開花
なんと、日当たりの良いところで早くもフデリンドウが1株、開花していました!
早春の花ですが、ちょっと早すぎますね。週末はまた雪というのに…
〇エナガ
小鳥たちもにぎやかに採餌しています。チョロチョロと良く動いて、なかなか録れないエナガ。
キクイタダキも、モミの木の上で群れが採餌していますが、こちらも良く動いてなかなか録れない…


〇ヒガラ
カラ類もにぎやかに、地面で採餌しています。カエデ類の翼果を探しているヒガラたち。
〇シジュウカラ雄
地面はやはり怖いのか、素早く枝に戻り辺りを警戒しています。雌雄とも喉~胸にかけて黒い帯がありますが、雄はそれが太く脚の付け根~お尻まで延びています。ちなみにこの帯が太いほど、雌にもてるんだとか。

Latest entry

Archive

Copyright©2024 Yamanoeki TAKAHARA. all rights reserved.