矢板市・山の駅たかはら周辺の自然情報

周辺の自然

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Nature guide

202410/01

【R6.9.26】周辺自然情報

雄飛の滝線駐車場〜素簾の滝
〇雄飛橋より
雄飛橋よりスッカン沢。今日も水量多め。豪快な音が響いています。
〇周辺の様子
周辺の山肌は、まだ緑濃く秋の気配はあまり感じられません。


〇カツラ黄葉
丸っこいハートの形のカツラの葉。黄葉して、ますます甘い香りが強く漂っています。
〇シロヨメナ
シロヨメナは今年は少なめですね。


〇マルバフジバカマ
花期最盛で、ふさふさの花穂がたくさん見られます。北アメリカ原産の園芸種で、栃木県北部では市街地でよく見られていたのが、こんな山間部でも大きな群落を作るようになりました。
〇サクラ類黄葉
サクラの仲間は、他の樹種より一足早く紅葉が始まります。今年は赤よりも黄色に色づく株が多いように見られます。


〇クリ熟果
野生のクリも熟して次々と落ちてきます。今年は丸々とした大粒で、豊作ですね。


〇サルナシ熟果
2 センチ程の大きさの実も、あちこちに落ちています。触ってみるとプヨプヨに柔らかく、完熟しています。割ってみたら、近い仲間のキウィフルーツそっくりの香りと、断面。もちろんお味も同じです。

〇ミズナラ熟果
大粒のドングリも落ち始めています。イノシシが好物ですね。


〇沢
今日も、上流側から鮮やかな水色が見られました。


〇名もなき小滝
小さな美しい滝が、いくつも見られます。
〇湧水
遊歩道を横断する湧水の流れ。


〇ムササビ食痕(サルナシ熟果)
ムササビもサルナシは大好き。少しかじって落としているので、ムササビのものと思われます。
〇ムササビ食痕(ミズナラ堅果)
ムササビは食事の時に前足で持って食べるのですが、人間のようには親指が対向していないせいか、観察していると、つかんでいるものをよくポロポロと取り落とすのを見かけます。なので、少しかじった痕のものが、食事場所の木の下によく落ちています。


〇遊歩道状況
涼しい風が吹き、沢音もさわやかです。カケスが数羽、騒いでいますが、そろそろ麓に降りるため集結しているのでしょうか。
〇ヤマカガシ
ここでは久しぶりに見かけました!カエルを常食するヘビですが、ここのところアズマヒキガエルやヤマアカガエルをよく見かけるので、探しに来たのでしょうか?毒蛇ですが、おとなしいので、何もしないで見ていたら自分から去ってくれます。


●素簾の滝~雄飛の滝観瀑台~スッカン橋
〇素簾の滝周辺
「素簾の滝(それんのたき)」到着。

〇遊歩道状況
奥に進むにつれ、標高は下がってきているはずですが、少し空気がひんやりしてきました。


〇沢
この周辺まで来ると、鮮やかなスッカンブルーが見られます。今年は特に色が濃いですね。


〇仁三郎の滝(舞姫の滝)
今日も豪快に落ちています。ミストで肌寒いくらいです。


〇アズマヒキガエル
立派な個体に会いました♪おそらく、いつも会う個体でしょう。
〇雄飛の滝頭
観瀑台より。こちらも水量多め。


〇遊歩道状況
スッカン橋へ降りていく石段。滑りやすくなっているのでゆっくり降りてください。
〇カツラ黄葉
カツラの黄葉も落葉が盛んになり、甘い芳香を放っています。


〇スッカン橋より上流
水量が多く、水の色も濃く、美しい風景です。
〇スッカン橋より下流
透明度もあり、いい雰囲気ですね♪


●雄飛の滝周辺
〇スッカンブルー
スッカン橋から、雄飛の滝の前に向かいます。今年は本当に、信じられないぐらい沢色のブルーが美しく鮮やかですね。火山成分が増えているのでしょうか?
〇柱状節理
雄飛の滝の周囲に見られる溶岩流が固まったときにできる「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」という構造。


〇ダイモンジソウ
「大文字草」の名の通り、花の形が「大」の字の形をしています。秋本番の渓流の花ですね。

〇ツリフネソウ
結実していました。ホウセンカと同じ仲間で、実は熟したらさやがはじけて、種子を飛ばします。


〇ダイモンジソウ
瀑布のたてる風で、揺れています。
〇ヒバカリ
今回はバッチリ識別ポイントである頭部の白斑が撮れました♪ 毒蛇ではないのですが、昔は強い毒があ
ると思われていて、「噛まれたらその日ばかりの命となる」ということからついた和名だそうです。
※スッカン橋から雄飛の滝壺前へのルートは、明確なルートがあるわけでなく、先人が歩いたトレース痕を探りながらの前進。岩を超えたりロープで登ったりしながら進みます。ガイドの同行をお勧めします。


●県道56号線沿い(山の駅~雄飛の滝線歩道駐車場)
〇道路状況 路面上には、枯葉の堆積、落枝があちこちに見られます。通行にはご注意ください。
〇クリ熟果 クリも絶賛落果中。あまり獣に食べられた痕(皮だけ捨てられている)が見られないのです
が、山中も豊作なのでこちらには来ないのでしょうね。


〇サクラ類黄葉
例年ならば紅葉するものが多いのですが、今年は黄色くなるものが目立っています。


〇シロヨメナ
花は白で、ノコンギクより花が小さく、舌状花の花弁も丸っこいです。

〇ノコンギク
山の駅より標高の低いところでは、野菊の仲間もピークを過ぎたようです。


○ツリバナ
丸い球が5つに割れて、朱色の種子がプラプラとついている様子が、まるで吊るし雛のようで可愛らしい
ですね。

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